戦略と戦術の違い-ユニクロを例に具体的に解説【企業経営理論】

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皆さんこんにちは。

中小企業診断士に挑戦中のにゃんゴです。

最近は、ブログのデザインなどにハマってしまいまして、色々いじっています。

色々変更してまして、ブレブレですが、今度ともよろしくお願いいたします。

おそらく、ツイッターのユーザー名やアイコン画像も変わっていくかと思います。笑

さて、中小企業診断士の勉強を開始した初学者ですが、定期的に、中小企業診断士の勉強で学んだことを当ブログで共有していきたいと思います。

写真を使って視覚的に分かりやすいものにしたいと思っています。

内容は、超基礎的なものです。私が、超初学者なので。

さて、初回は、企業経営理論における大前提の用語の解説をしたいと思います。

『戦略』と『戦術』の違いです。

恥ずかしい限りですが、中小企業診断士を勉強するまでは、この用語の違いを意識して使ったことがありませんでした。しかし、経営の世界では、二つの用語は明確に使い分けられています。

それでは、以下で、簡単に解説してきます。 

『戦略』と『戦術』の違い

 経営戦略という言葉は、度々メディアやビジネス誌で使われていますが、その語義を正確に理解していますか?

経営学の世界で、「戦略」という言葉と対比される用語として、「戦術」があります。まずは、「戦略」と「戦術」の定義を確認してみます。

「戦略」とは、

経営目標を達成するための道筋(シナリオ)のことです。英語でいうと、Strategy(ストラテジー)です。

他方、

「戦術」とは、

戦略を実行するための具体的なアクションプランを指します。英訳は、Tactics(タクティクス)です。

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「戦略」は、マクロ的視点、「戦術」はミクロ的視点です。

戦術は、戦略を実行するための具体的な方法、戦法なので、一つの戦略に対して、複数の戦術が立てられることもあります。

また、戦術は、戦略を前提にするものですから「戦略なくして戦術なし」とも言えます。

ユニクロの例で考える

より具体的にユニクロの例で考えみましょう。

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 ユニクロは、戦略としてコストリーダーシップ戦略を採用しています。コストリーダーシップ戦略とは、簡単にいうとコストカットをして、競争優位性を得る戦略です。

そして、ユニクロは、このコストリーダーシップ戦略を実行するために、つまり、コストカットするために、SPA(製造小売)という戦術を採用しています。SPAとは、商品企画、生産、物流、販売まで自社で一貫して行うことで、低価格で提供できるようにする戦術のことです。

このように、ユニクロの低価格の理由は、このSPAにあります。よくユニクロが安いのは、中国で生産しているからだ言われますが、不正確だと思います。ユニクロの安さの根源は、SPAにあるというべきでしょう。

 本日のまとめ

本日は、「戦略」と「戦術」の違いについて解説しました。

本日の内容をまとめると以下の通りです。

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次回以降で、コストリーダーシップ戦略と、SPAについて詳しく解説していきたいと思います。

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