皆さん、お久しぶりです。
令和2年度中小企業診断士試験を受験された方々、お疲れ様でした。
そして、一次試験を突破された方、本当におめでとうございます。
この調子で、二次試験も突破されることを応援しています。
受験した感触から全科目不合格を確信していたので、解答が公表されてからも、採点をしていなかったのですが、採点をしないと前に進めないので、先ほど採点しました。大変な結果になりました!!
採点結果については、本記事後半で取り上げています。
この記事を読まれている方は、勉強開始3ヶ月でどれほどの得点が取れるのか知りたい方もいると思います。そこで、私が4月に勉強を開始してから、何を、どのように、どれくらい勉強したのかをまずご紹介したいと思います。
三ヶ月間で勉強したこと
それでは3ヶ月間で勉強したことなどを書かせて頂きます。
中小企業診断士試験を受験しようと思った理由
まずは、私がなぜ試験三ヶ月前に中小企業診断士試験を受験しようと思ったのか、その理由につてお伝えします。
端的に申し上げますと、4月上旬に緊急事態宣言が発令され、暇になったからです。新型コロナウイルスが猛威を振るう中で、中小企業が大打撃を受けており、自分もなんとか手助けできないかという思いがあるのは事実ですが、建前と言えば建前です。1番の理由は、緊急事態宣言の発令により自宅勤務となり、業務量も激減し、可処分時間が増えたからです。さらに言うと、可処分時間が増えた中で、将来のことなどを考えると、20代のうちに自分の武器を増やしたいと思ったからです。
また、経営コンサルタントの需要が増加することが見込まれたので、中小企業診断士なんか良いのではないかと。安直な思考です。笑
そこで、中小企業診断士試験のことを調べると、一次試験が7月に行われること、受験申込受付期間中であることを知りました。おおこれは、「丁度ええな」「何かの縁だな」と思って、中小企業診断士試験の受験を決意しました。
どうせやるなら一発合格を目標に
中小企業診断士試験の受験を決意し、どうせやるなら一発合格をやったろうということで、一発合格を目指すことにしました。この時期くらいに、Twitterのアカウントを開設したかと思います。4月中旬だったかな〜。懐かしい。本当に調子に乗っていました。すいませんでした。
アガルート予備校の講座申し込み
三ヶ月で一発合格を目指すなら、予備校を利用する必要があるなと思い、中小企業診断士試験の講座を販売している予備校を探しました。緊急事態宣言が発令され外出自粛要請が出されていたこと、できるだけ低コストにしたかったので、オンライン講義を配信している予備校が良いだろうと言うことで、オンライン予備校の中で決めようと思いました。
具体的には、以下の予備校の利用を検討しました。
スタディング
youtubeの広告などで見聞することが多かったこともあり、真っ先に思い浮かんだのは、スタディングでした。オンライン特化の予備校で、講座価格は、業界最安レベル。一次二次合格コースで、5万円ほどでした。合格実績もまずまずだったので、とりあえずお試し受講をしてみることにしました。
実際にお試し受講をしてみると、スマホ完全対応で、スマホで十分に学習ができること、スマホでテキストを閲覧をすることができる点など、スキマ時間をフル活用できる学習システムであることが分かりました。
ただ気になったのが、紙媒体のテキストがない点です。自宅勤務中なので、自宅で机に向かって勉強をすることがメインになると思っていたので、紙媒体のテキストがないのは不便だと思いました。
通勤時間を利用して勉強したい方には、デジタルテキストの方がメリットが大きく、最適な予備校だと思います。ただ、当時の私のように自宅学習をメインに考えている方には、やや使いにくい予備校かなっと。そこで、スタディングの講座を購入することは見送ることにしました。
診断士ゼミナール
次に検討したのが、診断士ゼミナール。診断士ゼミナールも、オンライン授業特化の予備校です。一次二次対策の講座で、約5万円で、こちらも値段は魅力的でした。しかし、こちらの予備校もデジタルテキストがベースで、紙媒体はが欲しい場合には、別途購入する必要がありました。印刷テキストの代金は、約2万円しました。これだと合算すると、約7万円もするので、う〜んという感じ。もう少し他の予備校を調べてみることにしました。
アガルートアカデミー
最終的に辿り着いたのが、アガルートアカデミーです。法律系資格をメインに講座展開をしている予備校ですが、2020年から中小企業診断士試験講座の販売を始めたようです。
こちらもオンライン講義に特化した予備校です。しかし、上記で説明したスタディングや診断士ゼミナールのように、スマホやパソコンで学習が完結するというスタイルではなく、紙媒体のテキストをベースに学習することを基本としている予備校でした。そのため、講座の価格には、講義テキストが含まれています。
また、アガルートアカデミーの講座は、全て音声講義のダウンロードが可能です。一発合格を目指しているものの、現実は、厳しいことは承知していたので、来年の受験の可能性を考えると、講義音声がダウンロードができる点は、軽視できません。
さらに、講座価格も、30%OFFセール期間中だったこともあり、一次二次対策講座で約7万円でした。
①紙媒体のオリジナルテキストがあること、②一次二次対策講座で約7万円であること、③講義音声がダウンロードができること、この3点に惹かれて、差し当たりお試し受講をしてみることにしました。
お試し受講をしてみて結果としては、非常に満足できるものでしたので、アガルートアカデミーの中小企業診断士試験講座を受講することに決めました。
アガルートアカデミーの詳細に関しては、以下の記事を参照してください。
>>>アガルートの中小企業診断士講座を使ってみた感想!特徴・合格特典・セール情報も満載 – 診断士クエスト
非常識合格法を購入
アガルート予備校の講座を受講することにしましたが、まだまだ中小企業診断士試験がどのようなものなのか全然分からない状態だったので、市販の対策本を購入することにしました。購入したのは、以下の書籍です。
中小企業診断士の働き方から、2次試験対策まで、中小企業診断士試験の受験生が知っておきたい情報が詰め込まれた書籍です。
これから、中小企業診断士試験を受験しようと思っている方は、一読されることを推奨します。
入門本を購入
アガルートのテキストもありますが、新しくリリースされら講座なので、ダブルチェックできる方が良いだろうと思い市販の入門書も購入しました。
みんなが欲しかった! 中小企業診断士の教科書 (下) 2020年度 (みんなが欲しかった! シリーズ)
- 作者:TAC中小企業診断士講座
- 発売日: 2019/11/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
みんなが欲しかった! 中小企業診断士の教科書 (上) 2020年度 (みんなが欲しかった! シリーズ)
- 作者:TAC中小企業診断士講座
- 発売日: 2019/10/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
初学者向けに各科目の基礎基本を解説したもので、図や表を多用されていて大変分かりやすいです。最初は、アガルートのテキストよりも、こちらのテキストを参照することの方が多かったかもしれません。
入門書を探している方は、一度検討されてみてもいいかもしれません。
アガルートの講座受講を開始
4月20日ごろから、アガルートの講座受講を始めました。個人的に一番興味関心があったのが、企業経営理論だったので、まずは企業経営理論の受講を開始しました。
一回の受講で習得するのは困難だと思ったので、アガルートのインプット講座を試験までに最低でも2周する計画でした。そのため、1周目は、重要ポイントをマーキングするなど、科目の重点ポイントや科目の特徴を押さえることを意識していました。
1.5倍速で、一日2時間程度を受講し、4月中には、一周を終えることができたと記憶しています(ここまでは順調だったんですよね…)
企業経営理論の内容は、比較的馴染みやすい内容ですので、企業経営理論から勉強を開始するのはおすすめです。ただし、2年かけて一次試験を突破する計画の方は、まずは、二次試験で問われることのない『経済学』、『経営法務』、『中小企業経営・政策』の3科目の合格を目指すのが定石のようです。この辺りのことは、『非常識合格法』の書籍内で解説されていたと思います。
企業経営理論の次に、受講を始めたのが、『財務会計』です。財務会計は、二次試験で問われる上に、専門性が高く、講義時間も長いので、早めに着手するべきだと思い、受講を始めました。
今年のGWは、財務会計の講義を受講していたと思います。財務会計を含めるとまだ6科目も残っていたため、とにかく受講をして前に進めることを意識していました。そのため、特段復習をする機会も設けず、淡々と受講を進めていました。
今思うと、三ヶ月も準備期間がない中で、とにかく受講を進めるという方法は、よくなかったかもしれません。当初の予定では、講義を2〜3周をする予定でしたが、試験まで後2ヶ月の時点でも、財務会計の講義が残っていたので、この辺りで、計画を変更するべきだったと思います。
とにかく受講を進めるスタンスだったので、既習の内容が前提となる講義に全くついていけないようになりました。5月中旬頃から、どんどんやる気がなくなっていったのを記憶しています。
財務会計の講義を受講し、飽きたらTACの入門書を読む感じの勉強を続けました。
そうこうしているうちに、緊急事態宣言が解除されました。
緊急事態宣言解除後
自宅勤務も終わり、可処分時間が減り、慣れない業務も増えたため、5月末に緊急事態宣言が解除されてから6月末まで、ほとんど勉強をしなくなってしまいました。6月は、ブログの更新も途絶え、ツイートもしなくなり、もう完全に諦めモードでした。
一次試験の目標を『経済学』『経営情報システム』『経営法務』の3科目合格に変更したものの、やる気は戻らず、一週間に1時間も勉強していなかったように思います。
それでも、経済学だけは何とか突破したいと思うようになりました。2年計画が現実となった状況で二次試験との関連性が低いにも関わらず、難易度が高い経済学だけでも今年で終わらしたいと思ったからです。ただそれでも、経済学の受講も半分も終わりませんでした。
結局、講義受講も終わらないまま1次試験突入
結局、講義の受講ができたのは、企業経営理論だけでした。財務会計は、聞き流しただけに近いです、経済学は、半分程度、その他の科目は、4分の1も受講できませんでした。
対策をしてきたとは、およそ言えない状態で一次試験が始まりました。
案の定、悲惨な結果となりました。
令和2年度中小企業診断士試験一次試験の結果
それでは、令和2年(2020年)度中小企業診断士試験一次試験の採点結果を発表したいと思います。笑
企業経営理論
51点。
最後まで受講できた唯一の科目でありながら、5月以降一切復習しなかった企業経営理論。とはいえ、一応最後まで受講した科目ではあったので、51点の得点でした。半分取れていますが、試験現場で使ったのは、知識ではなく、推論です。以上
財務会計
32点。
乙中の乙です。何も申し上げることはありません。すべて推論です。確実に正解がわかった問題はひとつもなかったのではないでしょうか。ヒデェー得点。
経済学
48点。
直前に勉強を開始したものの、途中で挫折してしまった経済学。こちらも撃沈の48点でした。こちらも知識で解いたというより、関数グラフなどから読み取れる情報が、推論して解答しました。まぁ意外と得点できた印象。
運営管理
44点。
こちらは、入門書をさらっと読んだ程度の運営管理。当然撃沈の44点です。ただ思うのは、中小企業診断士試験の1次試験は、思ったより現場で考えれば答えられる問題が多いと感じました。
経営法務
68点。
こちらは、現職の関係でいうと爆死の得点。改正民法と会社法の知識で何とか科目合格に成功。
経営情報システム
44点。
こちらもほとんど受講できなかった科目。ただし、個人的にwebマーケティングとかブログをやっている関係で、既存知識でいくつか解答できた模様。撃沈
中小企業経営・政策
43点。
試験前日に詰め込みで入門書を読み込み突撃した科目。読解力や既存知識で解答できるものを正答した感じ。
総得点
284点。
はい。撃沈でした。すいませんでした!!笑
令和3年度中小企業診断士試験の目標
上記の通り、燦々たる結果になりました。ただ個人的な感想は、意外と知識がなくても正答できる問題が多いなということです。これまでの経験に基づく推論や、読解力、既存知識で戦える問題もあるなという印象です。しかし、これらの推論や読解力に頼っている間は、一次試験に合格することは、できません。
来年までに正確な知識を習得し、確実に合格できるようにしたいと思います。
過去問演習にも取り組みたいと思います。
テキスト内に掲載されている過去問以外は解いたことはなく、まして時間を計測して問題演習をしたのか、試験本番が初めてでした。記念受験になってしまいました。
来年の受験に向けて、最低限
①インプット講座を2〜3周することと、
②過去問の演習
をしたいと思います。
あとは、勉強の習慣化にチャレンジしたいと思います。
私の場合、自宅勤務の間は、勉強をすることができたのですが、出勤が再開すると、勉強をすることができなくなりました。何かと理由をつけて、勉強をしていませんでした。
早起きする等して、勉強時間を確保し、勉強を習慣化できるようにしていきたいと思います。
最後に
最後になりましたが、
日中働きながら、資格試験に合格される方、本当に尊敬しています。
私も後に続けれるように、頑張っていきたいと思います。
皆さん応援よろしくお願い致します。
また、勉強期間3ヶ月で合格したという体験記を期待していた方々、申し訳ありません。私には、無理でした。しかし、三ヶ月間、モチベーションを高く維持し、毎日勉強を続けることができる方なら、少なくとも一次試験の突破は、不可能な話ではないと思います。ぜひ、短期合格にチャレンジしてみてください。屍を超えていってください。
拙い文章を最後までお読み頂きましてありがとうございました。