プラットフォームの定義と具体例

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今更聞けないプラットフォームの定義と具体例を分かりやく解説します。

プラットフォームビジネスが、低コスト高リターンを狙える魅力的なビジネスモデルであることは、下記記事で解説しました。

>>>>プラットフォームビジネスの超基礎入門 – 診断士クエスト

 上記記事の中でも、プラットフォームの定義と具体例を紹介していますが、今回は、この2点について、より詳しい解説をしてみようと思います。

プラットフォームとは?

上記記事の中では、プラットフォームとは、ユーザーが自由に交流し、取引ができる場所のことを指しますと説明しました。ビジネスの現場では、この定義で理解しておけば問題ありません。しかし、この「ユーザーが自由に交流し、取引ができる場所のこと」という定義は、プラットフォームの原義から派生したものと捉えた方が適切だと考えています。

プラットフォームの原義

プラットフォームとは、英語のPlatformのことです。そして、「Platform」を英英辞典で調べると、以下のような説明がされています。

…the raised place beside a railway track where you get on and off a train in a station

つまり、駅のホームです。本来は、駅のホームを指す言葉であり、駅のホームのように、周りより一段高く平らな場所という語義を有する単語と考えられます。

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この原義より派生して、ビジネスの世界では、ユーザーが交流して、取引ができる場所を指して使われるようになりました。この背景には、GAFAなど巨大IT企業が、ユーザーの交流を促すオンライン上の空間を作出し、莫大な利益を生み出し、経済界を席巻してきたことが関係しています。経済的な注目の高まりから、ビジネスモデルを表す概念にまで発展してきたのです。

プラットフォームの具体例

次に、プラットフォームの具体例を見ていきましょう。プラットフォームビジネスの入門・基礎知識【図解・法的考察あり】では、ウーバーとエアビーアンドビーを具体例として挙げました。今回は、それ以外の企業をピックアップしてみました。

Udemy

Udemyは、経営やデザインの専門家と、経営やデザインを学びたい受講生をつなぐ動画プラットフォームを提供しています教育系のプラットフォームは、潜在的なマッチングの需要が大きいと言われており、狙い目の一つです。将来的には、専門学校に通うのではなく、このようなプラットフォームを利用して、専門知識を学んでいく学生が増えていくのではないかなと思います。少なくとも座学の部分は、代替されていくのが自然な流れです。

PayPay、LinePay、メルペイなど

決済プラットフォームも各社鎬を削っています。クーポンの付与、割引還元など、ユーザーに金銭的インセンティブを付与して、顧客獲得に躍起になっています。各社サービスの勢力が、均衡している限りは、このようなバラマキキャンペーンが継続するものと考えられます。戦国時代です。決済プラットフォームの勝者が決まるまで、戦いは終わらないでしょう。ユーザーとしては嬉しいですが、資金力のないベンチャー起業家がど正面から挑戦していくことは、極めて困難な分野です。

メルカリ

フリマアプリのリーディングカンパニーで、メガベンチャーの代表例。 メルカリの登場で、個人間売買が加速しました。

ティンダー

出会いのマッチングアプリの業界最大手は、ティンダーでしょうか。男女のマッチングサービスは、市場が大きく、狙い目でもあります。しかし、現状、各社様々なニーズに対応したマッチングサービスを提供しています。例えば、【メンタリストDaiGo監修】運命より確実な出会いを心理学×統計学の恋愛婚活マッチングサービス「with」 。今から参入するのであれば、眠っているニーズを炙り出し、ピンポイントなマッチングを考える必要がありそうです。

タスカジ

家事代行のマッチングであれば、タスカジが有名どころでしょうか。主婦の小遣い稼ぎのニーズに答えた画期的なマッチングサービスです。

Another works

Another works は、複業をしたい方と複業人材を採用したい企業を繋ぐマッチングプラットフォームです。 複業を希望するユーザーは登録・利用料も無料で複業先を自由に探すことができます。リリース3ヶ月で1,200名を超え、右肩上がりにユーザー数が伸びている、今注目のサービスです。

個人が稼げる時代に

このように、様々な分野でマッチングプラットフォームが構築され、個人が自らの専門技術を使って稼げる時代になってきました。兼業規制の緩和も広がり、社会的にも、副業もやりやすい環境になってきています。失敗しても食っていけるように、特定の分野で専門的技術を身につけていきましょう。

もっと稼ぐには

どれだけ高度な専門的技術を有していても、あなたがプラットフォームの中で働く限り、限界があります。確かに、極めれば、一部のyoutuberのように、プラットフォーム利用者として、莫大な利益を得ることもできるかもしれません。しかし、特別な才能がない限り、このような成功は困難です。利益は、基本的に、単価×販売価格で決まりますが、プラットフォームの中では、市場原理が働くので、どれだけクオリティーを高めても、頭打ちになります。また、個人が捌ける販売数にも限界があります。(youtubeのように、一人の生産者に対して、多数の消費者が繋がる、一対多数のプラットフォームなら、単価が低くても、販売数次第では、一部の人気youtuberのように稼げるかもしれません)。

では、もっと稼ぐには、どうすればいいのか。

私の答えは、自分がプラットフォームを構築する側になることです。眠っているマッチングニーズを探し当ててください。プラットフォームを構築しようとなれば、起業をすることになるかと思いますが、当ブログで述べてきたように、基本的に、websiteかアプリを作成する費用だけで、事業を始めることが出来ます。低コストで始めることができるので、「結局、起業かよ」と思わず、チャレンジしてみる価値はあると思います。

現時点で、新たなマッチングのニーズを掘り起こすことができれば、確かにニーズがあるのであれば、成功する可能性が高いです。

稼げるマッチングサービスは、既に大手がやっています。そのため,仮に,新しいマッチングニーズを発見したとしても,高い収益を生み出す可能性が低いと思います。しかし,逆に,それは、大手参入の可能性が低く、資本力勝負とはならないことを示唆しています。

プラットフォームビジネスについて、まだまだ伝えたいことがありますが、今日はこのくらいにしておきます。

最後に、プラットフォームビジネスをもっと知りたい方には、『プラットフォーム革命』が超オススメです。これを読めば、プラットフォーム作りてぇってなります。プラットフォームビジネスの凄さ(収益性の高さ)と面白さを学ぶことができます。

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